このブログは大手結婚相談所、他のIBJ加盟の結婚相談所を2社利用したけど成婚することができなかったG子さん(33歳)の成婚までのお話です。
G子さん成婚レポート第6話です。
33歳成婚者(G子)
第6話:気持ちを入れ替えて/全10話
入会から半年以上も経過し、山田さんからもあまりの出来の悪さと成長の遅さに呆れられた頃、「自立してちゃんとやらなければ」と思い直し、気持ちを入れ替えてお見合いをすることとした。
そんな気持ちの変化に合わせて、タイミング良くお申し込みも増え、お見合いが続々と決まった。
その中に旦那さんとなる彼もいた。
お見合い予定の中ではあまりプロフィールの印象は良くなかった彼だが、実際に会ったら、賢そうなとにかく真面目な人という印象だった。
そして、少し自信がなさそうだった。
お見合いで断られてばかりの昔の自分のようだった。
お見合いで先に待っている時にガチガチの表情だった彼だったが、私が笑顔で挨拶するとプロフィール写真通りのとても優しい笑顔で微笑んでくれた。
「おっ、自分のリアクション一つで相手の表情もこんなに変わるのだな」と思った。
3回目のデートくらいまでは正直あまり乗り気ではなかったが、一緒にいるのが苦痛ではなく、徐々に楽しいなと思える時間が増えて行った。
また、彼とのデートではコミュニケーション能力を高める練習(自分の思いや考えを伝える練習)として、彼の好きなことを尊重しつつも、自分が行きたいところ、食べたいところなどを割と好き勝手に言っていた。
そして、驚くほど彼は私の主張を受け入れてくれて、行きたいところや食べたいものに付き合ってくれた。
1年前には意味不明だった「わがまま」の謎がこの時にやっと解けたように思った。
そして、彼は不思議とその「わがまま」を言いやすい相手でもあった。
長いこと続いている婚活で疲れた心も、彼の優しさに少しずつ癒されていった。
それを一番感じたのは彼と一緒に「美女と野獣」の映画を見に行った時だ。
GW中に映画館の真ん中の席を一生懸命予約してくれた。
その優しさに感動した。
そして、「映画のストーリー通り王子様は最初から王子様には見えないのだな」と思った。
彼は正直、男らしくグイグイ引っ張って行くようなタイプの男性ではない。
しかし、こちらから心を開くことで、私が知らない事を優しく教えてくれて、自分のために素早く行動してくれる人だった。
そんな彼と過ごす中で、不思議と徐々に自分にとっての王子様に見えてきた。
そして、「ここまで自分のことを大切にしてくれる人に今まで出会えてなかったな」とも思った。
それは「自分自身が変わって、心の壁を取り払ったから出会えたのだ」とも思った。
山田さんからはとにかく毎日、自分の女性としてのダメさ加減を指摘されたが、唯一「人を見る目」だけは褒めてもらえた。
自分の中で誠実で素敵だな。
この人はちょっと違うかなという感覚は「愛され婚」をする上で大きく外れてはいなかったようだ。 しかし、それも山田さんに確認することで、自分の感覚は正しいと納得し、安心して前に進めることができた。
婚活の良いところでもあり難しくしてしまうところに、次から次へと新しい人との出会いがあるので、「この人で本当に良いのだろうか。」という迷いも生じることも多々あるだろう。
そこで、誰かから後押ししてもらえるのはとても有難いことだと思う。
もし、自分一人で判断できずにダラダラと「あ〜でもない。こ〜でもない」と言って、たった一人の王子様を見つけるために頑張っていても、時間がかかるだけでいざ出会えたとしても間違った判断をしてしまいそうだ。
最終的に相手を決めるのはもちろん自分自身だが、後押ししてくれる人の存在というのも仲人さんがいる結婚相談所の良いところだと思う。
彼とのデートもしつつ、お見合いも継続した結果、最終的には7人ほど仮交際の人が増えて、ほとんどの方が自分との将来を考えてくれているのを感じた。
この段階の時には自分でもだいぶデートが上手になったなと思えた。
特にピクニックデート。
活動を始めたばかりの時は、持ち前の不器用さからお弁当を作って持って行くだけで精一杯だったが、練習を繰り返すことで自らピクニックデートをさりげなく提案し、慣れた場所で上手にセッティングし、相手を喜ばせるデートができるようになった。
やはり、何事も練習が大切なのだと思う。
この段階までできるようになった時には真剣交際もありがたいことに多くの方に言ってもらえるようになった。
散々お見合いの時点で断られていた自分には信じられないことだった。
彼からの真剣交際の申し出も仲人さん経由で来た時は、やっと自分がいいなと思う相手から真剣交際を言ってもらえるレベルに到達できたと思い、とても嬉しかった事を覚えている。 そして、自分と同じくらい山田さんも喜んでくれた。
そして、ここまで来て初めて結婚相手を選べる段階になったと思った。
自分が最終的に選ぶという行動はとても良かったと思う。
自分自身が決断したという覚悟につながるからだ。
どちらかというと男性が有利で女性が不利な婚活の場において、自分が選ぶ立場になるというのは大変なことだ。
でもここまで来たら、あとは自分が心地よくいられて旦那さんにふさわしい人を選べばいいだけだから気持ちの面でもとても楽だ。
そして、ここまで来ることができたのは山田さんの元で活動し、たくさん練習したからだと断言できる。
最終的に選べる状況になった時に、正直、彼を最初からあまり結婚相手として意識してなかったという事もあり、そこから一緒に生活できるかの確認作業に入った。
彼は、私の結婚に対する懸念事項にとてもまともなしっかりとした考えを伝えてくれた。
そして、結婚というものに対して浮ついた気持ちではなく考えている事も感じた。
何より自分の見た目やスペックではなく内面を好きでいてくれる事。
そして、私自身が自己主張をかなりしているにも関わらず、居心地の良さを感じてくれた事が最終的な決め手となり、「真剣交際に進もう」と決断するに至った。
いいなと思った男性から真剣交際に進みたい、真剣交際を言ってもらいたいと考える婚活女性は多いです。
G子さんは、当初会話が苦手で男性ウケするコミュニケーションができませんでしたが結果的には「自分がいいな」と思える男性から真剣交際を言ってもらうことができました。