中学受験を経験、中高私立女子校出身で男性を意識してこなかったアラサー女性が婚活で苦労しております。
女性から嫌われたくない、仲間外れにされたくない思いから、男性ウケを嫌い、女性らしさを意識せずに真面目に生活して来た…
勉強も仕事も真面目に一生懸命…
ただ、婚活ははじめてみたものの男性の気持ちが分からない…
どうやったら結婚できるのか?
先が見えず、不安を抱えているアラサー女性は多いです。
ネットに書かれている情報を実践するだけの基本がないアラサー女性はまずは一つ一つ基本を覚える事が大切です。
その為の知識と実践方法の全てを提供し、先輩成婚者様がサポートしてくれる環境を提供しております。
恋愛力0でも男性とのコミュニケーションが苦手でも、あなたの結婚したい気持ちを叶えます。
34歳女性の成婚レポートです。
34歳成婚者(W子)
「自分を変えることは、過去の自分を否定することではなく、新しい自分を増やすことだ」と本当にその通りだと思います。
29歳からいわゆる婚活というものを始め、婚活市場という大海原の波という波に飲み込まれ、乗っていた船は転覆、溺れて死に掛けていた私が奇跡的に漂着したのがブライダルサロン東京でした。
この時、既に34歳、気付いたら私は5年間も漂流していたのでした。
ただ漂流しているだけでは結婚できないことも知らずに…。
そんな私に起死回生のチャンスを与え、救ってくれたのが山田さんでした。
入会からわずか半年でまさか自分が成婚退会できるなんて、これを書いている今でもどこか信じられない気持ちでいます。
人生を変えてくれた恩師である山田さん、結婚だけではなくその先の人生をもより豊かなものにするための考え方を教示してくれる辻先生・A子さん、幸せな結婚生活は自分で作り出すものであることを体現し、教えてくださるHさん、いつも一歩先を温かい光で照らしてくれる成婚者の先輩方、そしてどんな時も一緒に叱咤激励しながら歩んでくれたタラレバLINEグループの同期のみんな、お世話になった全ての方にこの成婚レポートを捧げます。
婚活は自分ひとりでやるもの、そんな風に思い込んでいた私でしたが、多くの方との出会いを通じてここまでやって来ることができました。
本当にありがとうございました。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
また、何かのきっかけでこのレポートに目を留めて下さった婚活で悩んでいる女性が、一人でも共感して頂き、その活動の一助となりましたら幸いです。
目次
簡単に私(W子)の自己紹介をしたいと思います。
千葉県出身の34歳、一人っ子。※お相手は32歳💙
親の方針で中学受験をして東京の私立に通い、中高一貫で高校まで同じ学校に在籍していました。
ここが私の1つ目のターニングポイントだったと思いますが、この中学・高校は女子校でした。
もちろん女子校でも他校に彼氏がいたり、大学や職場で彼氏を見つけて社会人数年目でそのままゴールイン、なんて友達も沢山います。
いやむしろそれが大多数です。
しかし単純な私はこの女子校という環境にハマりすぎてしまったため、多感な青春時代を男性目線を全く意識することなく、どうしたら同姓の友達を楽しませることができて好かれるか、そんなことばかり考えて過ごしていました。
また中学受験時代から、やればやっただけ努力が報われる勉強にやり甲斐を見出し、また良い成績を取ることで親を喜ばせられることを覚え、高校時代は学校の勉強・部活・予備校通い、本当にそれしかしていなかったと思います。
おかげさまで一生お付き合いのできる友人にも恵まれましたし、大学は私立文系の最高峰(自分で言うのは相当おこがましいのですが、ブライダルサロン東京での活動中の私の代名詞でしたので、敢えて書かせて頂きます)に合格することができました。
大学入学後、小学校卒業以来久しぶりに男性と一緒の時間を共有するようになるわけですが、
どこか違和感を覚えたのを今でも鮮明に思い出します。
それは、女性の友人なら必ず笑ってくれる話を、男性の同級生達は一切面白そうに聞いてくれなかったのです。
気付いたら、盛り上がっているのは女性だけ…。
そんな経験を何度もしました。
この、女性の友人なら必ず笑ってくれる話というのが、活動中に山田さんから何度も止めるように注意された「自虐ネタ」です。
女性は基本、自慢する女というのは嫌いです。
そしてその逆である自分の失敗談などを面白可笑しく話す自虐ネタは、女子会を盛り上げる鉄板ネタなのです。
でもその鉄板ネタ、男性から見れば女性の価値を落とす話以外の何ものでもない。
男性は手が届きそうで届かない女性に魅かれます。
それなのに、自ら自分の価値を落とす話をぺらぺら披露していたなんて…。
それを知ったのがそれから10年以上後なんて、今考えてもぞっとします。
男性のリアクションに違和感を覚えつつも、たまたま気が合わなかっただけ、そんな風に都合の良い解釈をし、居心地の良い同姓の友人達とつるみながら気ままな大学生活を終え、恋愛力0(ゼロ)のまま、社会人となっていくのでした。
その後は仕事という更なる男性から敬遠される武器を手に入れ、同僚の男性とは仲良くなってよく飲みに行くも女性扱いは一切されず、でも職場の男性なんてこっちから願い下げ、外で彼氏見つけるもん、などと身の程知らずにも程がある発言を女子会で繰り広げ、そうこうしているうちに女子会をしていた友人達もあれよあれよと結婚ラッシュ。
30歳目前にして、気付いたら独身の友人は数えるほどしかいないし、心配した親からは縁談を持ちかけられる、そんな状態になっていました。
そこからようやく婚活を始めるのですが、
それでも活動し始めて最初の頃は、言ってもまだ日常生活での自然な出会いもあるだろう、結婚相談所は最終手段だな、というなめた考えを持っていました。
あの頃の自分に言ってやりたいです。
お前のような恋愛力0のアラサー女が自然な出会いなんてモノにできるわけがないだろうバカ!
結婚相談所に入ったって、自分を変えない限り、モテない奴はモテないままなんだよ!!!
ブライダルサロン東京に入会するまでの5年の間、
それなりに労力もお金も費やしてきました。
ネット婚活、婚活パーティー、大手結婚相談所(パートナーエージェント)への入会。
婚活入門サイトに書かれているような方法は全て試しました。
そしてこの5年間、様々な男性とお会いし、もちろんなかには素敵だな、仲良くなりたいなと感じる男性もいらっしゃいました。
そして運良くそういった男性とお食事に行けることになり、自分としても精一杯盛り上げて、お相手もとても楽しそうに笑っていた、二次会でカラオケまで行ったし!!よし今回こそは大丈夫、そう思ってお返事を見ると、なぜか交際NGの文字が…。
そんな自分の頭では理解不能な活動が続き、その頃入会していた結婚相談所のアドバイザーの方に相談しても、こういうのはご縁ですからね、活動を継続していたら価値観の合う方が現れますよ、の一点張りでした。
しかし一方で、この頃自分の中でようやく気付き始めたことが1つあったのです。
それは、全ての現象には原因がある。5年もやってうまくいかないのは、自分に何か原因があるはず。
きっと私は男性受けしない何かをやってしまっているのだ。
それを誰か教えて欲しい…!!
この頃熱心に読んでいたある婚活ブログがあり、そこのコメント欄にブライダルサロン東京のブログへのリンクが貼られていました。
凄く小さいリンクでしたが、今は見つけた自分を褒めてあげたいです。
ブログを一晩中読み、これこそまさに自分が求めていたものだと思い、すぐに単発婚活相談に申し込みました。
単発婚活相談では、覚悟はしていましたが山田さんに容赦なく切り込まれました。
色気が無い、おばちゃんにしか見えない、なんで髪切っちゃったの、もっと痩せろ、などなど。
そんな高学歴の女、結婚相談所にいる男性の誰が嫁にしたがると思う?とも言われました。
もちろん恋愛力が皆無であることもすぐに見抜かれましたが、なぜお見合いで恋愛力が必要かという山田さんの理論にとても納得したのを覚えています。
現代のお見合いは、昔の結婚前提のお見合いとは違う。
男性も女性も、恋愛無しの結婚はありえないと思っている。
お見合いをして出会った男女であっても、恋に落ちないと結婚したいとは思わない。
男性にプロポーズさせるには、この女性と結婚したいと思わせる恋愛力が必要なのだと。
山田さんの言い方は厳しかったですが、婚活が本当に行き詰まっていた自分にとって、全てのお話が腹落ちし、とても有意義な時間となりました。
ここでダメだったら本当にもう自分は結婚できないのだろう、そう思って即入会を希望しました。
あれから半年、今ならよくわかります。
結婚相手を探している男性が、初回のデートでカラオケに行って、会社の飲み会のように盛り上がりたいでしょうか。
しかも私が座ったのは彼の隣ではなく真正面。
これでは結婚相手は愚か、彼女にもしたいと思わないでしょう。
2016年の10月末よりブライダルサロン東京で活動を開始した私でしたが、
もちろん活動は順風満帆だったわけではありません。
むしろ根性が足りない私は、最初の頃こそ山田さんに期待されていたと思いますが、後から入会してきた同期にあっさり先を行かれ、活動中盤では落第生と呼ばれていました。
そんなダメダメな私が活動を続けて来られた理由の一つに、
A子さんのお茶会の存在があります。
入会して一週間後、まだお見合い写真撮影もしていない時期、ブライダルサロン東京での最初の活動がA子さんのお茶会でした。
正直、このお茶会がどんなものなのか、あまり理解していないままの参加でした。
そのため、他の参加者の方がばっちりメモ用のノートを持参している中、私は手ぶら、慌てて携帯のメモ機能を起動した始末です。
そんな私をA子さんは温かく迎え入れて下さりました。
そしてお茶会が始まると、ノートを持ってくれば良かったと心から後悔しました。
それくらいA子さんのお話は、婚活が長引いていた自分にとって心に響き、一人で迷走していた5年分以上の多くの気付きをたった3時間で得ることができました。
長く婚活を続けるも、当時の私は婚活を通しての結婚にどこかネガティブなイメージを払拭し切れないでいました。
また結婚相談所にいる男性ってそもそもどうなのだろうという、自分を棚に上げまくった、上から目線の考えが残っていたのも事実です。
しかしお茶会後は、自分はこれから原石を見つけに行くんだ。
結婚相手に本当に必要なものが何も分かっていなかった自分にとって、婚活は幸せになるために自分を変えられる最後のチャンスであり、それを教えてくれるA子さん・山田さんに出会えた自分はとても幸運だ、そう思えるようになっていました。
この後も必ず参加させて頂いたお茶会では、いつも元気とやる気をもらっていました。
アウトレット理論、思いやりと優しさの違い、足湯のような男性、リスト理論…。どれも大好きなお話です。
初回で着ていた服装まで覚えていてくださり、毎回の成長を褒めてくださったこと。
どんな些細な質問にも丁寧にお答え頂き、その回答にいつもはっとさせられて前に進めたこと。
結果がなかなか出せない私に「大丈夫だからね」と勇気付けてくださったこと。
年明けのお茶会では、ご自身も体調がすぐれない中、私が暗い雰囲気なのを察して、休憩中にわざわざお手洗いの外で待っていてお話を聞いてくださったこと、本当に嬉しかったです。
A子さんのお話を聞けていなければ、成婚退会した彼を選べていなかったですし、彼に選んでもらえていなかったと思います。
本当に感謝してもしきれないです。
最初のA子さんのお茶会では、その後の活動にとって重要な出会いが他にもありました。成婚者のS子さんです。
山田さんからはお茶会前に、「活動中の他の会員さんも来るからどんどん仲良くなって」と言われていましたが、なぜ他の会員さんと仲良くなる必要があるのだろう。
会員さんて、言わばライバルなのでは?別に女性の友達は他にも沢山いるし…。そんな風に思っていました。(山田さんごめんなさい)
でもブライダルサロン東京の素晴らしさは、この成婚者さんや活動中の会員さんとの交流にあると言っても過言ではないと思います。
S子さんは、なんとお茶会の前日に、真剣交際中の彼からプロポーズを受けていました。
幸せオーラ溢れるS子さんでしたが、活動の末、幸せな結婚を掴んだ会員さんのリアルな姿を目の当たりにできたことは、これから活動を開始する私にとって明るい未来を照らしてくれました。
また、単発婚活相談時にS子さんの真剣交際レポート(※ブログ非公開)を読んでいたこともあり、仕事ができて聡明な方だなというのはお話してすぐに感じました。
そんなS子さんが、旦那さんとの真剣交際中やプロポーズ時のエピソードを面白可笑しくお話され、「決して完璧な男性ではないけれど、私には彼のような穏やかな人が合っている、今とても幸せで納得している」と胸を張られる姿を見て、ここで活動した成婚者さんの道を辿っていけば間違いないと思えました。
今では会員さんの間で当たり前のようになっている婚活ノートの書き方を教えてくれたのもS子さんです。
また写真撮影のためにスカートをお借りしましたが、紙袋の中にメッセージカードが添えられていて、「せっかくだから楽しんでね」、と書かれていました。
撮影中はそれをおまじないのように唱えて笑顔になれましたし、その細やかな心遣いを活動中も見習っていました。
ブライダルサロン東京では、出会う全ての人が自分のサポーターとなってくれます。
私が当初想像していたライバル関係などという陳腐なものではなく、みんなが真剣に全力で活動しているからこそ、他の会員さんを応援できるし、先輩にお世話になった恩返しとして、後輩を応援してくれるのです。
11月中旬には写真撮影をし、山田さん指導の元、プロフィールを作成します。
このプロフィール、今までの漂流婚活中に自分が書いていたそれとは、全く違っていました。
趣味がヨガや旅行なんてもってのほか、仕事をバリバリしていることを前面に出しても男性は引いてしまうだけ、もっと男性が興味を持つもの、話の取っ掛かりになるものを書かないと、それが山田さんのアドバイスでした。
もちろん大学名も非公開です。
完成したプロフィールを見て、これは自分なのか?嘘を付いていることにならないのか、正直そう思ってしまったのは事実です。
しかし活動を通じて、それは嘘を付いているわけではないと断言できるようになりました。
なぜなら、あくまでこのプロフィールはお見合いをするためのツールであり、閲覧するのは男性です。
その男性のニーズに合わせた内容(多くの男性が好む漫画やスポーツネタ、料理の話など)を記載するのは当たり前であり、男性があまり興味を持たない女性の仕事の話や趣味を書いても、女性側の自己満足で終わってしまうからなのです。
これは就活などに置き換えれば当たり前の話で、面接官に興味・好意を持たれるように履歴書を作成するでしょうし、その志望会社に合った対策をするのも当然。
それなのに、これまでの自分と言えば、男性と恋愛をしたがっているにもかかわらず、男性という生き物がどういったことに興味を持ち、どういった女性を好きなのか(あるいはどういった女性は嫌われるのか)、そんな基本的なことすら知ろうともしなかったのです。
そしてプロフィールやお見合いの席では、自分を知ってもらおうと必死で相手のニーズを無視したアピールをし、相手の反応が悪いと話しづらい人だと切り捨てていました。
こんなやり方をしていたら、何千・何万人の男性と出会っても、一生結婚に繋がる出会いなど掴めないと、今になってようやく理解できるようになりました。
上記の気付きは、
活動中に定期的に参加させて頂いていた辻先生の話し方講座からも学んだところが大きいです。
なんせ恋愛力0からのスタートだった私にとって、どんな男性をも惚れさせること、そのためにはお見合い・デートの会話を盛り上げられるようになることというのが最大の課題でした。
講座では、相手に聞かれたくないことは口にしない、普段から周囲を見回して写真を撮ったりして会話のネタを集めておく、といった具体的な方法から、結婚に対しての具体的なイメージを持って活動することの重要性といった内面のあり方まで、様々なお話を毎回丁寧にして頂きました。
話し方に課題のあった私は、個人レッスンも申し込み、辻先生の心地よい話し方、明るいチャーミングな雰囲気、それを吸収しようと必死でした。
辻先生はペットボトルの蓋は自分で開けず、男性に頼んで開けてもらう。
男性の隣にいて、ボディタッチしないのは失礼、というお話は衝撃的で、本当に私は男性にとって可愛げのない女性として人生を送ってきてしまったのだなと、深く反省したのを覚えています。
それは、私はこうしたい、私はこうなりたいと、自分の自己実現ばかりに時間も労力も費やしてきた当然の結果なのだと思います。
フリーのアナウンサーとして常に相手から選ばれる立場にあった辻先生が、相手のニーズにあった言動を心がけ、相手を心地よくする会話を習得されたのとは、その点が決定的に違うのだなと気付くことができました。
34歳にもなってそんなことも理解できていなかったのは恥ずかしいことですが、結婚生活を始める前にそのことに気付かせてくださったこと、本当に感謝しています。
このように素晴らしい完璧な環境にいながら、当の私の活動はまたも勝手に迷走を始めようとしていました。
成婚退会となった彼とは、入会後まもなくしてしたお見合いで出会いました。
彼は結婚相談所にいる男性の中では比較的女性に慣れている方でしたし、LINEのやり取りもスムーズにできる方でした。
すぐに私は彼に対して好意を持ち、仮交際となって定期的にお会いするようになりました。
もちろん彼一本に絞ることは良くないことは理解していましたので、平行してお見合いや他の男性とのデートを進めましたが、どうしても本腰になれずにいたのだと思います。
クリスマスにはもしかしたら彼から真剣交際を申し込まれてしまうかも…そんな脳天気な妄想をして浮かれていた私でしたが、クリスマスデートでも特に何も無く、また年明けにしたデートで、彼の本気度に疑いを持ってしまうような言動が目に付いたのです(今考えると、仕事のことが気になっていただけだったように思います)。
そのことを山田さんに相談すると、「だからお前は淡々とやれていない、まずお前は相手を選ぶ立場に無いんだから、もっと仮交際の相手全員を惚れさせる努力をしろよ、意中の彼は本気がどうかわからないのだから練習相手として考えろ」と渇を入れて頂きました。
ちょうど新年を迎えたこともあり、もう一度気を引き締めてやり直そう、そう心に決め、正月休みには100件以上のお見合いの申し込みをしました。
プロフィールのおかげで、お見合いは順調に組めていました。
しかし、いつしか数をこなすことに必死になり、ここでもまたお相手を無視したお見合いをするようになっていきました。
あるお見合いでお断りの返事が来たとき、山田さんから「なぜ失敗したのだと思う?」と聞かれました。
確信は無かったのですが、お相手のお父様が亡くなっていることをプロフィールで見ていたのに、今度の旅行はご両親と行かれるんですか?という質問をしてしまったので、それかもしれないと答えました。
山田さんからは当然厳しいお叱りを受けました。
「自分の父親が亡くなっているかどうかも忘れる女を誰が嫁にしたいと思うんだよ、逆の立場になって考えてみろよ」と。
本当にその通りだ、なんて失礼な姿勢でお見合いに臨んでいたのだと、情け無い気持ちでいっぱいになりました。
その頃ブライダルサロン東京のLINEグループに発言されていたF子さんの「一人一人に真摯に向き合ってこそ、次に繋がる」という言葉を見返して、成婚者さん達はただ頑張っていたのではない。
愛され婚を掴むに相応しい、相手を思いやる活動をしていたのだと反省し、それからはお見合いやデートに来てくれたお相手に対して、おもてなしの精神で臨むようになりました。
結果、お見合いでお断りされることは少なくなっていきました。
一方で、複数の仮交際中の男性とデートを重ねるも、相変わらず気になるのは後に成婚退会となる彼でした。
自分なりに頑張っているつもりでしたが、他の会員さんに比べたら私の活動の仕方は甘かったのだと思います。
山田さんの私への対応はますます厳しくなっていき、山田さんから叱られなくなったら終わり、そう頭では理解しつつも、きついことを言われてこれ以上モチベーションが下がっていくことを恐れた私は、徐々に山田さんへの報告を減らしていくようになってしまいました。
そんな状態の私を救ってくれたのは、4人の同期の仲間の存在でした。
実際に入会した時期はバラバラでしたが、精力的に活動していた時期が重なったので、山田さんが「お前らは同期だ、高いレベルの絆でつながっていけ」と5人のLINEグループを作って下さったことがきっかけでした。
いつも色んな人の状況に気を配り、個人的にLINEをくれたりして心配してくれるT子ちゃん。
私が彼に気持ちを伝える前日も連絡をくれ、「お相手が私に本気でないのならば時間の無駄、自分の気持ちを伝えることは勇気がいるが、それも良い学びである」と教えてくれました。
あのLINEが無ければ、いざとなったらまた私は白黒付けることを先伸ばしにしていたかもしれません。
また、A子さんのお茶会後、私の状況を的確に分析して、足りない点・やらなければならないことを丁寧に教えてくれたK子ちゃん。
努力家で優等生、いつもその姿勢から学ばせてもらっているJ子ちゃん。
私と似た課題を抱えていても、いつも素直でひたむきで、一緒に頑張ろうと思わせてくれたG子ちゃん。
このグループがなかったら、私はこの時挫折していたかもしれません。
応援してくれる仲間がいるから、気持ちを切り替えて頑張らなくては、そう思ったからこそ、彼との関係に白黒付ける勇気をもらえたのです。
また、この頃参加したA子さんのお茶会では、彼への思いの伝え方などをF子さんに相談に乗って頂き、背中を後押ししてくださいました。
いつも親身に、極上の笑顔で接してくれるF子さん。
本当にありがとうございました。
2月に入り、後に成婚退会となる彼とは、いまだに仮交際中のままでした。
周りの会員さんが1、2ヶ月で仮交際から真剣交際に移っていく中、私は3ヶ月目に突入、しかも真剣交際を申し込もうとする気配は全く感じられず、いつもの気楽なデートが続いていました。
このままこの関係を続けていても何も得られない、山田さんからも白黒を付けてどんどん次に進むことの大切さをずっと教わっていたし、なんと言っても私には時間が無い。
ついに私は自分から彼に真剣交際を申し込む決意をしました。
具体的に山田さんに伝え方をアドバイスしてもらいましたが、彼の資格試験などが重なり、実際に思いを伝えられたのはそこから1ヶ月ほど先の3月初めのことでした。
実際のところ、彼はIBJの制度がよくわかっていなかったらしく、真剣交際という言葉も初めて聞くようでした。
そして「自分から言わなければならないのに言わせてしまってごめん」という優しい言葉をかけてくれました。
そこからは自然な流れで退会しようということになり、4月末で無事に成婚退会をさせて頂きました。
実は私の成婚は、山田さんからは「まぐれ婚」と言われています。
それは山田さんが目指す色気と品を兼ね備え、時に小悪魔にもなる素敵な女性にはまだまだ私が程遠く、その状態で成婚退会できたことは「まぐれ」なんだという意味ですが、これからも努力を続けなさいという激励も込めての言葉だと勝手に解釈しています。
確かに当初から山田さんに注意されていた話し方であったり、見た目の課題というのはあまり改善できず、他の成婚者さんのようにやり切ったかと聞かれると、自信を持って答えられないのが事実です。
でも自信を持てる部分は一つだけあります。
それは、頭の中はすっかりブライダルサロン東京脳になっており、自分が変われば婚活は上手くいくし、その近道は「愛され婚」の素晴らしさを知ることであると語れるようになったことです。
最近、話し方講座でご一緒した非会員の方から質問を受けました。
「そんな風に自分を押し殺して相手にも本当の自分を見せないで活動した結果、幸せになれるのでしょうか?」、と。
確かに入会するまでの私もそう思っていました。
でも今思うのは、本当の自分って一体なんなのかということです。
彼と交際してから、自分を大切にしてくれる人がいることがこんなに幸せなことなのかと知りました。
もっと大切にして欲しいと思うからこそ、彼が喜ぶ会話や言動をしたいと思いますし、そこには過去の自分を知って欲しいという思考は存在していないことに気付きます。
こう思えるようになった自分も本当の自分なのであって、それは過去の自分では想像できなかった姿です。
「自分を変えることは、過去の自分を否定することではなく、新しい自分を増やすことだ」と、何かの広告で見かけました。
活動中は山田さんをはじめ、周囲の方々にご心配をおかけし、申し訳ありませんでした。
恋愛力0からでも、スマートな活動ができなくても、なんとかここまで来ることができたのは、ひとえに皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。
長文お読み頂きましてありがとうございました。
末筆ながら、発展途上な私を今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
以上